このはなブログ

言いたいことは全部ポイズン

彼女とわたしと彼女

その彼女は、わたしにとてもよく似ていて、だけど、少しだけ違う。
 
彼女は毎日とても悲しそうに泣いている。
自分の人生を悲観している。
自分の存在すら否定している。
 
彼女にとっての1日は、気が遠くなるほどに長い。
ましてや1か月、1年先のことなんて、遠い遠い未来の話である。
 
だから、彼女にはわたしの姿など、到底見えていないだろう。
わたしが今、泣いていることも、笑っていることも、彼女には全く見えていないだろう。
 
だけどわたしには、彼女の姿がとてもよく見えているから、前も後ろも見えなくなり、右にも左にも動けない、だけどそれでも生きている彼女の姿に、少しだけ勇気をもらうのだ。
 
わたしは知っている。
今は全てを悲観しきっている彼女だが、そのうちにきっと、腹いっぱいに笑うことができるのだということを。
 
そして、こんな風にも思うのだ。
 
今こうやって泣いているわたしのことを見つめるまた別の彼女が、きっとどこかにいるのだと。
 
その彼女は、いずれわたしにやってくる笑顔の存在を、きっと知っているのだろうと。
 
彼女とわたしと彼女は、みんなとてもよく似ていて、だけど少しずつ違う。
 
 
少しずつ、成長している。